【活動報告】「子供たちの海の体験機会を守るプロジェクト」に協力企業として参加

2019.09.10 地球の未来 人の未来

当社は、(財)海と日本PROJECTの事業である「子供たちの海の体験機会を守るプロジェクト」に賛同し、8月23日(金)に開催された、体験型学習プログラムへ、日本製紙㈱とともに協力企業として参加いたしました。

今回行われた体験型学習プログラムは、「開発や環境破壊からの再生」をテーマに、子供たちが「海や資源の再生」についての学びを体験し、未来の海の再生について考える機会となりました。

■開催日:2019年8月23日(金)
■開催場所:葛西臨海公園~日本製紙㈱関東工場(草加市)
■参加者:小学校高学年の子供たちと親御さん5組13名

■プログラムの様子
①葛西臨海公園の生き物観察
葛西臨海公園の干潟は、高度成長期に水質の悪化や地盤沈下などの公害の影響で、生き物が減少。その後、東京都が干潟の保全を図り、都民と海のふれあいの場となるよう公園を整備。水質が改善した干潟には生物が増え、渡り鳥が飛来するようになり、2018年には都の干潟では初めてラムサール条約に登録されました。その干潟を、生態系研究の第一人者風呂田利夫先生と共に、地元NPOの方々の協力を得て生き物調査を実施しました。干潟に生息する生き物を、定置網やたも網で獲り観察し、「どんな生き物がいるのか」「どうしてこの場所に生息しているのか」「東京湾の生き物はなぜ減少しているのか」などを学びました。

※ラムサール条約とは...湿地の保存に関する国際条約。水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年2月2日に制定。

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②昼食・紙製ストロー体験会
当社が運営する葛西臨海公園内にある「CRYSTAL CAFE(クリスタル・カフェ)」にて、昼食を摂りながら、プラスチックストローの代替えとして導入している「紙製ストロー」を実際に体験してもらいました。その中で、日本製紙㈱と事業連携・紙製ストローを導入した経緯や、サスティナビリティ経営の取組について、当社からお話させていただきました。

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③製紙工場見学
昼食時に使用した紙製ランチボックスを洗い、日本製紙㈱関東工場(草加市)に持参。この紙がどのように生まれ変わるのか、関東圏内で回収された古紙が板紙になるまでの流れ・紙を作るために使用した水をきれいにして海に戻す仕組みや、植林事業についてなど、日本製紙㈱の取り組みについて学びました。実際にはがきを作る紙すき体験も実施しました。
【日本製紙㈱との取組について PRESS RELEASE 】
 

◆海と日本PROJECTとは? 
様々な形で日本人の暮らしを支え、ときに心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。
そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子供たちをはじめ全国の人たちが「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、日本財団、総合海洋政策本部、国土交通省の旗振りのもと、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
・海と日本PROJECTオフィシャルサイト https://uminohi.jp/project/

◆日本製紙㈱とは? 
日本製紙は、「世界の人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献する」ことを企業理念とし、その実現に向かって「木とともに未来を拓く」をスローガンとして掲げ、再生可能な「木」から多彩な製品・サービスを展開しています。「紙でできることは紙で。」を合言葉に、社会の課題解決につながる「紙化ソリューション」を推進してお り、紙製ストローの開発・販売はその一環で取り組むものです。さらに、紙ストロー以外にも幅広い分野で 「紙」の可能性を広げています。
・日本製紙㈱オフィシャル https://www.nipponpapergroup.com/

◆株式会社ゼットンの持続可能な経営に向けた取組み
当社は、社会を取り巻く環境問題に積極的に取組み、地域社会への発展に貢献するべく、2019年4月に「Sustainability Strategy 2019-2020」を発表いたしました。同戦略では4つの取組みテーマ「持続可能な低炭素・脱炭素社会実現への貢献」「持続可能な資源利用社会実現への貢献」「人権・労働に配慮した社会実現への貢献」「持続可能な社会を実現する地域づくりへの貢献」を設定し、各施策の検討・遂行を進めています。
詳細:SUSTAINABILITY STRATEGY 2019-2020

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