障がいのある子どもたちによって運営するカフェを開催いたしました。

2022.12.23 サステナビリティ

12月3日(土)就労体験カフェをゼットン本社にて実施。認定NPO法人Ocean's Loveに参加している13才から21才までの、ダウン症や自閉症などの知的障がいのある子ども達が参加しました。
 

■活動の背景
障がいのある人が地域で自立した生活を送るために、就労できる仕組みやサポートがあることは非常に重要です。Ocean's Loveでは「子ども達には大人になっても笑顔溢れる毎日を送って欲しい」という願いを込め、"Ocean's Love就労支援プロジェクト「お仕事体験」"に取り組んでいます。当社は、その考え・取り組みに賛同し、ノーマライゼーションされた社会実現に食を通じて貢献していきたいと考え、就労体験の試みに協力して今年で6回目となります。開催機会拡大を視野に、本社で実施いたしました。

当日は、オーダー、調理、ドリンク作り、ご家族が扮するお客様のもとへ料理をお届けと飲食店での業務の一連を体験。
メニューは、アロハテーブルの人気メニューであるモチコフライドチキン・プレートの他、未活用魚、端材野菜、地産地消(江戸東京野菜)を使用したメニューを提供。飲食店にとって重要な衛生管理については、手洗いや手袋の着用などの大切さも学んでいただきました。
例年、一般のお客様を対象に行っておりますが、昨年と同様に感染症拡大防止の観点から、子どもたちのご家族の方、ゼットンスタッフを対象に料理提供をいたしました。

<当日の概要>
〇日時: 12月3日(土) 10:00~15:00
〇場所: ゼットン本社 (東京都渋谷区神南1-20-5 VORT渋谷briller9F)
〇参加者:知的障がいのある子どもとご家族、ゼットンスタッフ14名
〇体験内容
・接客(オーダー、お客様へドリンク、料理の提供)
・調理(モチコ・フライドチキンプレート、白身魚の野菜あんかけプレート、豚肩ロースの生姜焼きプレート)
・ドリンク作り(ホットコーヒー、アイスコーヒー、オレンジジュース、ウーロン茶)

<体験工程の一部>
・接客担当
①準備(カトラリーの準備、オーダー伝票の準備)
②お客様のご案内
③料理とドリンクの注文を聞く
④注文を伝票に書く
⑤ドリンクをお客様に出す
⑥料理を運ぶ
⑦料理をお客様に出す。
 

■体験を終えた子どもたち、ご参加いただいたご家族からの感想の一部を紹介

<子供たち感想>
・楽しかった。
・接客に自信がもてた。

<親御さん感想>
・いつも子供達のためにご尽力いただきありがとうございます。スタッフさんからの感想拝見致しました。
何度も繰り返し教えることは大変、根気のいることだと思いますが諦めないで教えていただき理解出来るようになったこと大変嬉しく思います。みなさんと一緒にお仕事体験ではありますが作業をしている子供は、とても一生懸命で楽しんでいるのが伝わって来ました。次回開催、楽しみにしています。

・最後の振り返りの場面では、スタッフの方々にもたくさんほめて頂いて、嬉しすぎて私が涙がでてしまう程でした。ありがとうございました。準備からランチ時間というくらいの長い時間の体験をさせて頂いたので、本人が仕事とはどんなものかということまでイメージしやすく、大変な中にも喜びを感じるということが出来たとても良い経験になりました。
コミュニケーションに自信のないため、勝手に接客も自信が持てずにいましたが、今回、1つ1つのアクションについて丁寧に確認と言葉も教えて頂き、出来たらほめるということも毎回して頂いたので、ものすごく自信が持てたようです。今まで将来仕事をするなら接客以外と言っていたのに、接客も慣れれば出来るかもしれないと本人が言うくらいこの1日で自信が持てました。
皆さんとても優しくて、本人も親も幸せな1日になりました。またやりたいと思えるこのお仕事体験に参加させて頂くことが出来て有り難いと思いました。また次も楽しみにしています。よろしくお願いします。
 

■就労体験を終えて
子供たちは、毎年この就労体験を本当に楽しみにしてくれており、事前に渡したスケジュール、お仕事マニュアルを何度も読み返したり、予習のため家で料理の練習をしてきてくれました。
来年の春には就労体験の機会を増やしていきたいと思っており、この就労体験が子どもたちにとって、ご家族にとって明るい未来に少しでも繋がることを祈ると共に、仕事の楽しさ、大変さを感じて欲しいと願っております。そして、私たちスタッフも今まで以上に障がいに対す理解や知識を深めるきっかけとなればと思います。


Ocean's Loveとは・・・

アンジェラ・磨紀・バーノンをはじめとするプロサーファーや、プロボディーボーダー達が、全国各地で障がいのある子ども達を対象に地域の方々のサポートのもと行っているサーフィンスクール。サーフィンを通じて社会とのコミュニケーションを図り、自然と触れ合いながら感情あふれる健やかな成人になって欲しい、地域の方々と共にサーフィンスクールを行うことで、障がいを持つ人達やご家族への理解を深め、差別のない住みやすい地域社会になって欲しいという願いを込め活動をしています。

オフィシャルHP>>>

RELATION 関連記事