『街づくりを考え続ける』

1995年、私たちは名古屋に小さなお店を作りました。
それまで名古屋にはなかった、デザインのあるお店でした。

店には、お客様が集まりました。
駅から少し歩く、夜には人通りもまばらな場所でしたが、 人の流れができ、飲食店が軒を連ねるようになりました。

倉庫街だった名もないエリアは、独自の顔を持ちはじめました。
ほどなく『栄ミナミ』という名前が付き、 世界でたった一つの街になりました。
一軒の飲食店が街を変えることができる。 それを、一号店が教えてくれました。

今、私たちが取り組んでいるのは、そうやって培ってきた 「店づくり」のノウハウを生かした街づくりです。

街＝人が集まるところ。

街には、それぞれ色があります。
新しい価値を作り、たくさんの人と共有することで、 その色を見つけ、際立たせて 唯一無二の場所にすることが私たちの使命です。

生きた街には、美しさも醜さも混在し、現実の物語が流れていきます。
花に蝶が寄るように、 いい街をつくれば、そこには人々と、いい物語が寄ってくるはず。
私たちは、 店づくりと人づくりを通して、『たった一つの街』を創り続け、 笑顔をたくさん生み出していきます。